2021年06月09日

徒然なるままに…決断と取り組み…

ある事業の助成金申請書を途中まで書いて断念する…

比較的大きな金額の助成金である…

やりたかったことは都市部と里山を循環させるもの…
以前からボヤっと頭の中で温めていたもので
今回の助成金の募集要項にマッチしていたので応募を考え始めたのだが…

一つ一つのチームとの丁寧な対話はまだ済んでいないし
わたくしの頭の中で考えている事柄を
相手に伝えるには少し時間が足りないように感じた…

と同時に頭の中 自分の心の中で自問自答が続く…

『この事業は自分のアイデアを確かめるためにやりたい!となっていないか?』
『この事業を形にするための準備は整っているか?』

…確かに世の中のことを思うと少し焦っているようにも思うし
事業アイデア自体は世の中に必要であると信じている…
しかしながら…
自分自身の状況を考えると他に取り組んでいることを
先に形にしていく作業が足りてないようにも思う…

どこかの誰かが似たようなアイデアを始めてくれるかもしれないし
一年間その事業をより良いものにするために自分自身にストップをかけた…


と 同時にいくつかの即効性の高い話も舞い込んでくる…

昨日はある会社の社長であり研究者の方と伊丹のとある工場に行った…

廃棄物の再利用でありエコロジカルな取り組みである…
ずいぶん前に思い付きでこの工場から出る廃棄物を
再利用できないかと相談したことが始まり…
それは現在 実験中であるが
それとは別に再利用の実験をしてみたいとの申し出があった…
わたくしが話を聴いて間に入るよりも
直接 社長と工場長を繋ぐ方が話がスムーズだと判断して
一緒に伊丹市にある工場を訪ねた…

実験に取り掛かったばかりだから
何とも言えないが…
もし 実験が良い形になればまた少し世の中への波及が起こるだろう…

…実験内容はお楽しみにですが…

その商品化について自分なりのアイデアを移動中の社長とお話しする…

SDGsのロゴ入りの商品として…
関係企業(4社)の名前を入れた商品パッケージ…
販売価格の中に1%の寄付金を盛り込み環境活動団体への基金とすること…

どのアイデアにも大きく頷いてくれる社長…

もとより環境への配慮のもと研究し商品化してきた社長であるから
わたくしの稚拙なアイデアであっても理解して戴くのに時間は掛からなかった…

今後のその会社の取り組みが楽しみになった…

また 今日はある地域の話し合いに参加した…
8年ほど関わっている場所の跡地活用の話…

川西市で現在進行形で進めている事業のきっかけはその場所であり
その場所の今後の活用の指針となるものが川西市で起こっている事…
良い作用がどちらにも働いていると思う…

まだテーブルの上にも載せられない話だが
集まった人たちが考え始めたことは間違いないと思う…

其々が【自分自身に出来ること】を持ち寄り
地域を良くしていくこと 地域が価値ある場所として見直されていくこと…
そんな風になれば良いなーと…
簡単なことでもないし既成概念が邪魔もするだろうけれど
わたくしたちが取り組んでいることは
【これまで誰もやったことの無い事】だという事…

だから簡単な訳が無いし
これまでの概念で話は進まないだろうし
誰かに教えてもらえることでもない…

だから面白い…

そしてまた別のところから話が届く…
こちらでも新たな取り組みが始まる…

いよいよ次の時代の子どもたちへと
繋いでいく作業に入る…

大人たちにもこんな面白い考えの人が居ること…
伝えたいし肌で感じて学びに変えてほしい…
受け皿として出来るだけ受け止めてトライ&エラー
安心して出来る環境の中 支えてあげたいと思う…

こんな話が舞い込んでくるから
自分のアイデアを試すのはまだまだ先になりそう…
posted by MASH@ヒデ at 21:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月04日

徒然なるままに...土の中のお話…

昨年から都市農地の活用と称して畑を始めている…
今年は稲作にも挑戦する…

専業農家 古くからの農家の方には一笑に付されてしまう大きさだろうが
それでも準備するにも体力と時間と根気が必要…

時間を見つけては少しずつ 整備をしていると
深く考えさせられる場面に出会う…

宿根草を取り除く…

農にとって宿根草は悩みの種である..

もちろんそれ以外の【野の草】も時には作物の成長を阻害するが
特に宿根草は根強く(文字通り)何年もにわたって其処に居続ける…
なので根絶やし(こちらも文字通り)するには気長に宿根草の根を取り続けるしかない…

そんなある日の一場面…

稲作をする場所は今年から不耕起栽培を目的にしている…
なので昨年失敗した【里芋】栽培の跡地になるのだが
畝たてされた田んぼは凸と凹が広がり
試し掘りした里芋なき陥没はそのままになっているところ…
稲作に挑戦すると決め
地均しから始まった…

時間あるごとに畝を平らにしたり
陥没を馴らしたり…

いよいよ田植えが近づいてきて大方の準備は整い
作付けする場にある宿根草の根を気が付いたら取り除く…

その瞬間瞬間にその根に生きる多くの命と向き合うことになる…

一つの宿根草を取り除くと
概ね3~4匹はいるだろうミミズとその他の虫たち…

其処にでさえ命の営みがある…

【耕す】ということが環境破壊である といつだったか教えられたことがある…

農業が最大の環境破壊であるとも…

そんな小さな命に向き合うとその言葉の重みが伝わってくる…

たった一つの宿根草を取り除く行為であったとしても
それだけの命の営みを破壊してしまう…

一反はある耕作放棄地…

今回稲作に使うのは約4割…
苗の生育度合いから考えると作付けできるのはその半分…

【苗半作】には至らなかった…

来年は今年の経験を活かして豊かな稲穂の景色を想像する…

話を戻すが…

たった一つの宿根草の根の周りにある命の営み…
草を引くのにも思考が及ぶ…

今 抜かなくても良いのでは?

使っていいといわれた休耕田の残り6割は稲作ではない他の物を植え付ける準備で耕運機が入り
見た感じは地均しされ【野の草】たちが芽吹いてきている…

6月に入りそろそろ水が入る…
そうなるといずれにしてもその【野の草】はなくなってしまう…

色々な縁が重なって神戸市西区で自然農を学んでいる…
【赤目自然農塾】に由来する自然農の学び…

今に思うとその手法にたどり着いてよかったと思う…

自然との共生を考えるということは
その自然を創っている命と共に暮らすという事…

そして生きるということはそれらの命をいただくという事…

何も口にする牛や豚や鳥
その他の野菜たちの命だけの話ではない…

人が暮らす多くの場面でそういった【命のやり取り】があるという事…

どうにもできないことも多いだろうが
知っているのと知らずに生きるのとでは
大きく違った人生になるだろう…

耕作放棄地の4割ほどの中に蠢いている
命の営みから学べることは山ほどある…

この土地で機械を使わずに米が作れたら
希望になるだろう…

都市に残された耕作放棄地が
金色の稲穂の波に変わるころ
都市で暮らす人の心が少しは
穏やかな波に変わる…

そんな気がしてならないのです…




話変わって…



選挙の応援に数日間お手伝いに入っている…

共に畑作業をし
地域社会のことを討論し
時には助けられ
時には叱咤激励をする…

選挙自体への個人的な思想は置いといて
それでもそこに挑むのは並大抵な気持ちではないだろう…

自分に出来るか?と問われると
出来ないと答えるだろう…

その事務所には多くの人が出入りし
まっこと手作りの選挙だと思う…

ある程度の手法はあるのだろうが
応援しに訪ねてくれる人の顔が
候補者の人柄なのだろうと思う…
自分にはない魅力だなーなんて尊敬の念を抱く…

そして仲間であることに
嬉しさを覚える…
応援に駆け付ける人…
コメントを寄せてくれる人…
自分なりのやり方で支えてくれる人…

議会に送り出し仕事を成し遂げてほしいと心から思う…

…自分の役割は何だろう?

否…

分かっているよね…

そう…

あとはやるだけ…


そんなことを感じながら過ごせる数日間…

まだまだ遠い未来の話だけれど
大切なのは確実に近づいているかどうか?
自分を信じ切れるかどうか?

うん…
大丈夫…

posted by MASH@ヒデ at 09:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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